『山一商事展示会2024年』について食品新聞に掲載
先日(6月5,6日)に開催いたしました「2024年 総合食品展示会」へご来場いただきまして、誠にありがとうございました。両日は飛騨地域だけでなく岐阜方面からの多くのお客様におこしいただき、沢山の方にお会いできることができました。
本展示会について食品新聞(2024年6月24日)にご紹介いただきました。
『観光需要回復で地場産業に活気-人手不足など現場の課題解決へ』
岐阜県高山市の業務用卸・山一商事は6月5・6日「2024年総合食品展示会」を開催した。
今回のテーマは「今求められる卸の底力」。国内観光客やインバウンド需要が大きく回復し・地元経済にも活気が戻ってきた半面、深刻な人で不足や原料費をはじめとするコスト増に直面する得意先の課題解決に向けて、”これさえあれば”という商品やサービス提案を図った。出店メーカー数は85社。2日間で約2,000人が来場した。
会場内は山一オリジナル企画から地元メーカー、飛騨の食材コーナーが続き、一般メーカーブースに繋がる流れ。
地元メーカー商品では、日下部味噌醸造の「飛騨高山辛旨にんにく味噌だれ」や、麺メーカー老田屋の減塩タイプの「生中華そば」など注目を集めた。
山一オリジナル企画では、得意先の困りごとに対応した商品が一目でわかる”これさえあれば”を「高付加価値」「時短」「外国人客向け」「コスパ」の4つをキーワードに沿って紹介。特に盛況なインバウンド需要に向けては、外国人が喜びそうなものをプラスワンで提案するアイディアを集めた。
また商品軸では「ヤマイチセレクション」や「ツキイチ」ブランド、「スタミナ1番」シリーズなどをラインアップ。「ヤマイチセレクション」は山一商事が自信を持って推奨するメーカー商品の中でも最重点アイテムに位置付ける商品群で、現在約270品目を取り揃える。特に祖業である山菜商品に関しては、強みとする調達力と商品提案力で再活性化を目指す。
今回の展示会では、大根おろしと山菜をのせた惣菜メニューを新提案。「手作り感のある味付けや、開封してすぐ使える簡便性が得意さまに好評。(飛騨地方の名産の一つである)そばとの相性も良いので、卸山菜そばなどの提案も受けている」(本部)という。
一方、「スタミナ1番」は、にんにくと唐辛子を効かせたなめ茸商品。16年に市販用400g角瓶(当時440g)を発売したところ好評を博し、以降はチャネルに応じたサイズ提案や、派生商品としてラーメン、鍋つゆ、担々肉味噌などシリーズ商品を展開。近年は小売チャネルのほか、キャンプ・アウトドア市場へ売り込みも積極化し、ファン層を広げてきた。今夏に向けては「スタイチレッド」を使ったそうめんメニューを提案していくとする。(日本食品新聞2024年6月24日掲載)